6月11日 梅雨入り

今日は久しぶりの雨ですが,そろそろ梅雨入りの季節ですね。世界最大の民間気象情報会社ウェザーニューズによると,全国的には、平年よりも遅い梅雨入りとなる一方、短期間で終わると予想しています。

 

気象庁では、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、梅雨の入り明けの速報を発表しています。梅雨の入り明けの日を決めるとき,5日間程度の「移り変わり」の期間を設け、概ねその中日を梅雨入りの日,梅雨明けの日としています。

 

その後,梅雨の季節が過ぎてから、春から夏にかけての実際の天候経過を検討して,統計値として期日を確定しています。

ですから,発表された日付をみると「~日ごろ」という記載になっているんですよ。

 

東海地方の場合,梅雨入りの平年は6月8日ごろ,昨年は67日ごろ,梅雨明けの平年は721日ごろ,昨年は724日ごろでした。

平年とは,2010年までの過去30年の平均の日付です。

 

日本の梅雨は,冷たくて高湿度の空気(オホーツク海高気圧)と暖かくて高湿度の空気(太平洋高気圧)がぶつかり合ってできる停滞前線つまり梅雨前線によるものです。2つの勢力は同じくらいですが,徐々にオホーツク海高気圧の勢力は弱まり,太平洋高気圧が発達していき、梅雨前線は北に押し上げられることで梅雨が明け,夏が訪れます。

 

じめじめした梅雨は嫌ですが,農家の方にとっては作物の生育に影響を与える大切な雨です。 雨のもたらす恵みに感謝です。