いよいよ今日からレジ袋有料化がスタートします。昨日までに話したように,海洋プラスチックごみの削減は国際的な課題となっています。SDGs14のターゲットの1番目に「2025年までに,海洋ごみや富栄養化を含む,特に陸上活動による汚染など,あらゆる種類の海洋汚染を防止し,大幅に削減する。」とあります。
日本では,以前から,大量生産,大量消費,大量破棄を抑制して,資源循環型の社会に変えようと努めています。
そのための3R,Reduce(リデュース)ごみを減らすこと,Reuse(リユース)繰り返し使うこと,Recycle(リサイクル)再生利用することを推進してきました。
そのひとつに生分解性プラスチックを用いて製造されたごみ袋などの導入があります。
そして,昨年5月には,プラスチック資源の有効活用について審議され,「プラスチック資源循環戦略」が策定されました。
また,6月に開催されたG20大阪サミットでは,共通の世界ビジョンとして,2050年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を共有しました。
そして,その取り組みの一環として,12月,容器包装リサイクル法の関係省令を改正して,「レジ袋有料化義務化」を決め,今日から行われることになったのです。
買い物で何気なくもらっているレジ袋の有料化は,レジ袋の必要性を考え見直すことで,プラスチックごみ削減の一歩となります。レジ袋に払うお金はごくわずかで,払う払わないは小さなことですが,これをきっかけに身近なことから皆さんが考え行動することが,海洋プラスチックごみなどの環境問題を解決するひとつになるのだと思います。
(国連広報センターHPリンクはこちら)