先週から七夕や朝顔,ほおずき,お盆と夏にまつわる話をしてきましたが,今日はお祭りについて,紹介しようと思います。
日本には,たくさんのお祭りがありますが,夏を感じさせる祭りと言えば,誰でも一度は耳にしたことのある青森のねぶた祭り,徳島の阿波おどり,京都の祇園祭が有名ですよね。
青森のねぶた祭りの代表格が青森市で行われる青森ねぶた祭です。と言うのは,青森県内では,大小40くらいのねぶた祭りがあるからです。そして,地域による訛り方の違いで「ねぶた」とか「ねぷた」と呼ばれていること,知っていますか。青森市周辺が「ねぶた」で弘前市(ひろさきし)を中心とした地区は「ねぷた」です。
話を戻しますが,青森ねぶた祭は8月2日~7日まで行われる夏祭りで,彩色された迫力のある燈籠で「人形ねぶた」と呼ばれる山車が主役です。そして,もうひとつの見どころが,ねぶたの周りで「跳人(はねと)」と呼ばれる人たちが「ラッセーラー,ラッセーラー」という掛け声を上げながら踊る姿です。
次に,阿波おどりですが,本場は徳島県で,徳島市阿波おどりは8月12日~15日の4日間開催される国内最大規模の盆踊りです。
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆,同じ阿呆なら踊らな損々」の唄のリズムや「ヤットサー」の掛け声で,連(れん)と呼ばれるグループが踊るのですが,男踊りと女踊りの2種類があります。特に,編笠を被って浴衣を着た女性の女踊りは艶やかで,祭りの目玉です。
徳島県内では,踊りを体育の授業などにも取り入れて,親しまれているそうですよ。
今年はねぶた祭も阿波踊りも中止ですが、ともに熱気があり,夏にぴったりのお祭りですね。