9月14日(月) 内閣総理大臣1

今日は自民党の総裁選挙が行われ,14時投開票で菅 義偉(すが よしひで)内閣官房長官に決定しました。

8月28日,安倍晋三総理大臣が辞意を表明,自民党に「総理大臣候補は党総裁とする」という暗黙のルールがあり,今回の自民党総裁選挙となりました。

 

安倍総理辞任に伴う首相指名選挙は,国会議員の投票で決められますが,この首相指名選挙は16日に臨時国会を召集して行われることが決まっています。

その決め方を簡単に紹介しておきます。

衆議院,参議院,別々に記名投票を行い,各院1名の指名者を決める。

過半数の票を得た議員がその院の指名者になる。

いなければ,上位2人による決選投票を行う。

両院の指名者が一致していれば,その人物を総理大臣にする。

 

もし,衆議院と参議院で氏名者が一致してなければ両院協議会を開いて,意見調整をするわけですが,それでも決まらない場合は,衆議院の優越により衆議院の指名者が総理大臣になります。ですから,事実上は,衆議院議決で過半数を得た候補が内閣総理大臣に指名されるわけです。

 

ちなみに,国会議員の数は,衆議院465人のうち,自民党284名,公明党29

参議院248人のうち,自民党112名,公明党28名,自民と公明の連立政権が両院過半数を占めていますから,現状では菅総裁が第99代総理大臣となるんでしょうね。

 

今週は,辞任される安倍総理や新政権について話していきたいと思います。