9月17日(木) 内閣総理大臣4

昨日は,臨時国会で菅総理大臣が誕生しましたね。すでに新しい内閣の顔ぶれが出そろいニュースが流れていますが,まず私たちは前政権の良かったこと,問題点を知って新政権への期待を口にしたいものです。そこで,今日は安倍前政権を振り返ってみたいと思います。

 

まずは,教育再生についてです。第1次安倍政権においては,戦後レジームからの脱却を訴え,200612月,教育基本法を改正しました。この政権が発足後,最初に成立させた法律です。旧教育基本法の内容をより具体的に条文に記したものになり,教育の目標に今までなかった「道徳教育」や「愛国心教育」などについて盛り込まれました。

 

「愛国心教育」といいましたが,これは「伝統と文化を尊重し,それをはぐくんできた我が国と郷土を愛する…」という言葉で表現されています。

また,その審議中に,「教育再生会議」を設置,これは第2次政権で「教育再生実行会議」と形を変えて教育改革を推進していくことになりました。基本法改正の趣旨を教育政策に反映させ,実行していきたいという強い意思の表れだったと思います。

 

安倍総理にとって,教育再生が重要課題のひとつになった背景に,「ゆとり教育」による学力低下と「いじめ問題」があります。教育再生実行会議の提言を受けて,新しい学力の在り方が示され,「いじめ防止対策推進法」が作られました。

 

教育再生の流れの中に大学入試改革があり,大学入試センター試験の代わりに来年の1月から大学入学共通テストが実施されることになりました。大きな変化として,国語と数学の記述式を導入,英語は「読む・聞く・話す・書く」の4技能を民間試験で測るというものでしたが,「公平性が担保できない」と批判が高まり,来春の実施は見送られることになりました。今後の対応が注目されるところで,新内閣では萩生田(はぎうだ)文部科学大臣が再任されましたので,期待したいところですね。

 

それ以外に,英語教育を小学校に導入,授業料の無償化が進み,現在は少人数学級が検討課題に上がっているそうです。官邸主導によって,スピード感のある改革になったとは思います。