ブルームーン

先週101日は,十五夜でしたね。その日は,「十五夜の話?」と何人かの先生に瞑想の時間の話題を訊かれましたが,話すことができませんでした。

そこで,今日は満月のことを少し話してみます。

 

まず,十五夜は,旧暦815日,秋の真ん中の日に出る満月の夜のことです。旧暦では,7月を初秋,8月を中秋,9月を晩秋としていて,台風や秋雨が多い初秋のあと,徐々に空気も冷たくなってきて,晴れの日が続き,月がきれいに見えるので,この満月は,別名「中秋の名月」と呼ばれています。

 

それと,十五夜は満月の夜と言いましたが,新月から満月の周期は平均で14.8日ぐらいのため,十五夜と満月がずれることもあります。今年は十五夜が101日で,満月は102日の午前6時ごろでした。ちなみに来年は,ともに921日です。

 

ところで,今月はもう一度,満月の日があります。1031日です。ひと月に2回巡って来る満月のことを「ブルームーン」と呼んでいます。

実際はブルーに見えることはあまりないのですが,そう呼ばれるようになった理由は諸説あるようです。

英語のDouble Moonが変化したという説とか,昔の人は太陰暦から太陽暦へと暦を変えることで,ひと月に2度の満月を迎えることを驚き,「とても稀なこと」と捉え,滅多に見られない青い月に例えてBlue moonと呼ばれるようになったとも言われています。

 

ブルームーンは,2年か3年毎に起こりますから,それほど珍しい現象とは言えませんが,ブルームーンを見ると幸せになれるといった言い伝えが世界各地に残されています。

 

そして,31日の満月は,通常の満月より明るさが弱く,大きさも一回り小さく見えます。それは,月が地球の周りを楕円運動していて,一番離れたときの満月だからなのですが,これを「マイクロムーン」と呼んでいます。

「ブルームーン」と「マイクロムーン」が重なった特別な満月,晴れればいいですね。