10月7日(水) オクトーバーサプライズ2

テスト2日目,昨日は集中して勉強できましたか?

皆さんが自宅で勉強するとき,ついついスマホをいじってしまうことがあると思います。スマホが気になって集中力が上がらないときは,迷わずスマホの電源を切りましょう。勉強することは自分自身の取り組みですから,友だちのこととか,意識しないことが大切ですよ。

 

さて,昨日はトランプ大統領のコロナ感染でアメリカの大統領選挙にオクトーバーサプライズが起きたと話しましたが,この10月のサプライズでもっとも有名なものは,1980年の大統領選挙で起こりました。

 

ジミー・カーターとロナルド・レーガンの名前は知っていますか?

当時現職で再選を目指していた民主党カーター大統領は,「イランのアメリカ大使館人質事件」を解決しようとしましたが,失敗。人質は解放されないまま人気を落とし,対立候補の共和党レーガンが勝利しました。その裏には,レーガン陣営がイラン政府に武器を提供すると密約を交わし人質の解放を遅らせ,レーガン政権が誕生したその日に,人質を解放するという裏取引があったといわれています。

 

新しいところでは,2016年,民主党候補のヒラリー・クリントンと共和党候補ドナルド・トランプの選挙で,戦いを優位に進めていたクリントンに対して,FBI長官が選挙直前に彼女の私用メールを再捜査すると発表。これが支持率の逆転につながり,トランプ大統領が誕生しました。

 

ところで,アメリカの大統領選は,その勝ち負けで誰が大統領になるのか世界中で注目されていますが,それは世界全体に大きな影響力を持つ人物を選ぶからです。

 

大統領選の立候補者を出している政党はいくつもありますが,合衆国であるアメリカは,州単位の間接投票という仕組みで大統領を決めますから,民主党と共和党の2大政党が出した指名候補者の争いになります。

明日は,日本の総理大臣を決める指名選挙とは違う仕組みを紹介したいと思います。