10月8日(木) 米大統領選挙1

ようやく,明日が試験最終日です。そろそろ疲れが溜まってきているんじゃないですか?

勉強中,どうしても眠くなったら,ちょっとだけ座ったままで寝てみると,ずいぶんスッキリして効率が上がります。布団で寝ると朝まで寝てしまうから,ダメですよ。

 

さて,今日はアメリカ大統領選の仕組みについて,知っておいて欲しいと思います。

最初に,2大政党とは何か紹介しておきます。民主党と共和党のことですが,民主党はリベラル,共和党は保守といわれています。歴代大統領といえば,民主党はオバマやクリントン,ケネディも有名ですね。共和党ではリンカーンとかレーガン,親子で大統領を務めたブッシュがいました。19世紀後半から,2大政党から常に大統領が選ばれています。

 

アメリカ大統領選は4年に1度行われますが,候補者を決め,選挙に至るまで,長い道のりが待っています。今年の流れを選挙の仕組みとともに追ってみます。

 

2月3日,アイオワ州党員集会を皮切りに,6月までに,それぞれの州で党員集会や予備選挙を行い,党内での大統領候補を決めるための「代議員」を選びます。「代議員」は,各州の人口の規模などに応じて割り振られており,候補者たちは,党員集会や予備選挙の結果で,「代議員」の数を獲得していくわけです。

党員集会と予備選挙のどちらを行うかは州ごとで違いますが,党員集会は議論を経て投票で決め,予備選挙は通常の選挙で決める仕組みです。この党員集会や予備選挙が集中する日を「スーパーチューズデー」と呼び,今年は33日でした。ちなみに,なぜチューズデーなのかは大統領選挙の投票日が火曜日だから,それに倣っているためです。

 

こうして選ばれた「代議員」が全国党大会で投票して,過半数を得た候補者が大統領候補の指名を受けることになります。このとき,一緒に大統領候補になった人が選んだ副大統領候補も決議します。

民主党全国大会は817日~20日に開かれ,民主党指名候補は大統領候補がジョー・バイデン前副大統領,副大統領候補はカマラ・ハリス上院議員に決まりました。

共和党全国大会は824日~27日,大統領候補はドナルド・トランプ現大統領,副大統領候補はマイク・ペンス現副大統領です。

続きはまた明日,大統領本選挙について話しますね。