みなさんは、高校生活にどんなイメージを持っていますか？
勉強、部活動、学校行事、制服、友達、先生・・・
思い描いていることがたくさんあると思います。

　私が高校生活を振り返って、最初に思い出すのは「友達」です。
高校では地元から離れて通学する人が多く、入学したばかりの頃は、初めて出会う仲間に少し緊張していたのを覚えています。
学校生活が本格的に始まると、クラスメイトや部活動の部員と打ち解け、楽しい日々を過ごしていましたが、次第に勉強と部活の両立がうまくできず、悩むことが増えていきました。どちらかやめてしまったら楽かもなんて思うことも何度もありました。

　そんな時に支えてくれたのは、同じクラスで同じ部活動に入っている友達でした。
その友達も同じ悩みを持っていて、教室のベランダで一緒に泣いて「やめたい～」と弱音を吐きながら、励まし合ったのを覚えています。
辛いことがあっても、その友達も頑張っているから自分を頑張ろうと思えました。
　結果的に、３年間部活動も勉強やり切り、この経験を通して私は大きく成長できたと感じています。今でもその友達に感謝していて、高校生活の大事な思い出です。
高校卒業後も、その友達とは頻繁に連絡を取ったり、家族ぐるみで会ったりしています。私の人生には欠かせない存在です。

　みなさんも高校生になり、楽しいことや嬉しいことがたくさんある反面、辛いことや悩むことなど、壁にぶつかることもあると思います。
そんな時に、学校で出会う仲間や先生方と共に乗り越え、３年間で大きく成長していってほしいです。
　そして、その出会いを大切に今後の人生をより素晴らしいものにしていってほしいと思います。私もみなさんを少しでも支えられる存在に慣れたらと思います。
　

令和６年９月