啓明学館高等学校 学校生活

教員紹介

服部 陵亮

担当教科:数学

「ひらめき」をシェアしたい


 問題を解いていて、「あっ、わかった」と思った瞬間を経験したことはありませんか?

 この瞬間は、勉強する中で一番気持ちのいい、頭のてっぺんから足の先まで閃光が走ると聞いたことがある。私はこの「ひらめき」を、授業を通して感じてもらえたらと思っている。

 「ひらめき」には特別なセンスがいると思われているがそうではない。こんなことを言うと怒られるかもしれないが、数学の先生にしても特別な才能を持った人なんて極わずかで、私を含めほとんどの人は凡人だ。

 では「ひらめき」の凡人になるには何が必要かというと、まずは基礎知識だと思う。「ひらめき」は色々な基礎知識がつながった瞬間。だから四則計算とか三角形の内角の和とかそういった基礎知識はどうしても必要になる。でも逆に言えばそれだけあれば十分だ。

 そして一番大事なのはハート。気合い、度胸、根性なんでもいいけど、とにかく問題から逃げない気持ちが必要不可欠。”諦めたらそこで試合終了”と、どこかのバスケの先生が言っていました。諦めたら絶対に「ひらめき」は生まれない。

 結局、基礎知識と問題から逃げない気持ちがあれば、「ひらめき」の瞬間は誰にでも訪れる可能性があるのだ。誰にでも訪れる可能性はあるけど、数学は嫌われ者だし、きっかけがないとなかなか手につかないと思う。だから「あっ、わかった」という経験を通して、数学が嫌いじゃなくなるきっかけをつかんでもらえたらいいなと思っている。

 一緒に数学を楽しみませんか?

掲載日 平成29年2月