啓明学館高等学校 学校生活

教員紹介

木全 瑞穂

担当教科:数学

失敗は人生を豊かにする


 皆さんは「失敗」と聞くとどう感じますか?

 あまり良い印象をではないですよね。誰もが「失敗」をすると落ち込むと思います。そんな「失敗」を前向きに考えてみようと思います。

・「失敗」から「成長」できる
 私は「失敗」した後、必ず「分析」をするようにしています。なぜ「失敗」をしたのか原因を考えて、次に生かすようにしています。その繰り返しで私は「成長」できたと思っています。「失敗」を放っておかない。「失敗」からは学ぶべきことがたくさんあるのです。

・「失敗」するといつもと違う「体験」ができる
 ある日家を出る時間を「失敗」しました。このままでは約束の時間に間に合わないのでタクシーに乗りました。そのタクシーの中で、運転手さんから『秋に桜と紅葉が両方楽しめる場所』の情報を得ることができました。お金はかかりましたが、気分転換になりましたし、結果的に良い情報を得るという「体験」ができました。

・「失敗談」は「おもしろい」
 教師という職業柄、人前で話をする機会が多いです。毎年多くの生徒が入学し、卒業し入れ替わっていくため、人間関係作りは苦労しています。そんな時「失敗談」は役に立ちます。「失敗談」は受けが良いですし、なんとなく「親近感」を感じてくれます。いわゆるやらかした人ほど、おもしろいものです。

 このように「失敗」は見方を変えると、とても良いものに思えてきます。「失敗」をどうとらえるかで、その人の人生は大きく変わっていくのです。我々教員は生徒が失敗をした時、支え導いていくことが仕事です。

 高校生活では、たくさん「失敗」を経験し、「失敗」を乗り越え成長して、「豊かな人生」を送る礎を築いていきましょう。そして、厚みのある「豊かな人」になってください。私はそのサポートをできたらな、と思います。

掲載日 平成30年9月