6月2日 コロナに思う1

5月25日,国の緊急事態も解除され,街も活気を取り戻しつつあります。

 

解除基準をクリアしたことで,安倍総理が解除を宣言しました。

 

「我が国では,緊急事態を宣言しても,罰則を伴う強制的な外出規制などを実施することはできません。それでも,そうした日本ならではのやり方で,わずか1か月半で,今回の流行をほぼ収束させることができました。正に,日本モデルの力を示したと思います。」

 

確かに,クラスターを見つけ,関係者全員を隔離する対策で,PCR検査の少なさを批判されたにも拘らず,強硬な「ロックダウン」をせず感染拡大を抑え込んだことは,「ジャパンミラクル」と言えるでしょう。

 

しかし,政府の対応ばかりが素晴らしかったわけではありません。

 

日本人の淑やかで奥ゆかしい性格が,派手な握手やハグを避け,ソーウシャルディスタンス(最近ではフィジカルディスタンスと言うそうですが)で相手を気遣い,手洗いやうがいの習慣で清潔を心掛ける,感染対策にマスクを着用する,そういった慣習によって,成し得たところが大きいと思います。

 

しかし,これは感覚的な印象であることは拭えません。新型コロナの本性を科学的分析によって解明することが,今後の対策の本命だと思います。

 

「ただ一点,強調しておかなければならないことがあります。それは,緊急事態が解除された後でも私たちの身の回りにウイルスは確実に存在しているということであります。ひとたび気を緩め,ウイルスへの警戒,感染予防を怠った途端,一気に感染が広がっていく。これがこのウイルスの最も怖いところです。」と安倍総理は言います。

 

どうか,皆さんもこの言葉を忘れず,学校生活を送ってくださいね。