6月17日(水) 父の日1

もうすぐ,621日,6月の第3日曜日は「父の日」です。

母の日に比べると,ちょっと影が薄いような気がしますが,父の日の由来を知っていますか。

日本の母の日や父の日は,ともにアメリカから来たものです。

 

父の日は,ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドが,敬愛する亡き父を称えて,1909年,父の誕生月の6月に教会で礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。

 

ドットは6人兄弟の末っ子の女の子で,南北戦争で軍人だったお父さんは,復員後,妻を亡くし,6人の子供達を男手一つで育てました。お父さんは再婚もせず,生涯独身で働き通したそうです。

 

当時,母の日は,アメリカ国内に広く浸透していましたから,お父さんのための日も作ろうと,ドッドは地元の牧師教会に相談しました。そして翌1910年,6月の第3日曜日にあたる619日に,最初の父の日のお祝いが行われました。

 

そんな父親へ感謝の気持ちを表すための活動が認知されていき,1972年になってアメリカでは国民の祝日となりました。

母の日がアメリカの国民の祝日になったのが1914年でしたから,ずいぶん時間がかかっていますね。

 

アメリカの祝日といいましたが,連邦政府が定めている祝日ではなく,大統領宣言によって公的に遵守を求められた記念日のことです。