昨日は,Reduce・Reuse・Recycleの3Rで,ライフスタイルを変えていくことが大切だと言いましたが,世界の各国や企業ではどんな取り組みが行われているのでしょうか。
EUでは,2019年5月に「プラスチック指令」が採択されました。これにより加盟国はプラスチック製のストローや皿といったEUの海岸で見つかる10種類の使い捨てプラスチック製品の販売が2021年から禁止になるそうです。
中国でも,今年1月に,プラスチック汚染に関する管理強化についての政策を発表し,大規模な利用規制に踏み切りました。飲食店での使い捨てストローの提供は2021年から禁止,原則として2022年までに中国全土でのプラスチック袋の使用禁止,宿泊施設では2025年以降は使い捨てのプラスチック製アメニティの無料提供ができなくなるそうです。
また,中国は資源として受け入れていたプラスチックごみの輸入を全面的に禁止することも盛り込んでいます。
インドも2022年までにすべての使い捨てプラスチック製品を禁止する取り組みが進んでいます。そういえば,アメリカの大手コーヒーチェーン,スターバックスが世界全店舗で利用されている使い捨てのプラスチック製ストローを今年中に全廃することは有名ですね。
勿論,日本でも海洋プラスチック問題を解決すめために,ポイ捨ての撲滅や不必要なワンウェイのプラスチックの排出抑制や分別回収の徹底などを推進する様々な活動があり,「Plastics Smart」キャンペーンとして環境省が応援しています。
海の未来を守り次の世代に渡していくために,私たちは関心を持ち,意識を変えていかなければなりません。
(Plastics SmartのHPはこちらから)