今日から瞑想の時間の再開ですが,夏休み中,皆さんはどんな過ごし方をしましたか。
8月6日に発出された愛知県緊急事態宣言で,帰省や旅行の移動自粛や生活の中での行動自粛など,不自由に感じた夏休みでしたね。
24日に解除されましたが,厳重警戒はまだ続いていますから,感染防止に2学期も取り組んでください。
ところで,コロナ感染以外にも,今,気をつけなければいけないことに熱中症があります。
実は,このお盆休み8月10日から16日までの1週間で,熱中症により救急搬送された人は,全国で1万2804人。そのうち初診で死亡が確認された人が30人,入院加療が必要な重症の人が510人,中等症の人は4922人もいました。
愛知県は4番目に多く791人が搬送されています。そんな状況を踏まえ,8月12日から9月15日までの期間,暑さ指数33℃以上が予測される場合,熱中症に対して注意や予防行動を促すために「愛知県熱中症警戒アラート」が発令されます。
この暑さ指数って,何か知っていますか。WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature)と言えば聞いたことがあるかもしれませんね。熱中症の危険度を表したものです。
暑さは,気温と湿度と輻射熱(ふくしゃねつ)と呼ばれる直射日光や照り返しなどの熱で,感じ方に影響がでます。この3つを取り入れた乾球温度・湿球温度・黒球温度を測定して計算したものが暑さ指数になります。乾球温度は気温,湿球温度は湿度,黒球温度は輻射熱の効果を表しています。
WBGT=乾球温度×0.1+湿球温度×0.7+黒球温度×0.2
計算式からも,気温だけでなく,湿度が熱中症の大きなファクターであることが分かりますね。湿度が高いと汗が蒸発しにくいため,つまり放熱できず,高温になった体温が下がりにくくなって熱中症になる危険性が高くなってしまうのです。
明日は,意外に怖い熱中症について,続きの話をしますね。