11月9日(月) 米大統領選挙4

以前,大統領選挙の話をしましたが,世界か注目する中,日本時間の昨日午前130分頃,民主党のバイデン氏が激戦州のペンシルベニア州を制し,選挙人の過半数270名を上回ったことで,当選確実をCNNなど,米メディアが報じました。

 

その後,バイデン氏は勝利宣言を行い,大統領選史上,最も多い7400万票を得たことに「国民が声を上げ,我々を明らかな,納得できる勝利に導いてくれた。」「分断するのではなく団結させる大統領になると誓う。」と強調しました。

 

また,選挙を支えてくれた人々に感謝を述べるとともに,トランプ支持者に対して「前に進むために,互いを敵と見なすのはやめなければいけない。私たちは敵ではない。私たちは米国人だ。」「米国の傷を癒す時が来た。」と述べました。

 

そして,「米国の魂を取り戻さなければならない。」「私たちが力を合わせれば,不可能なことなどない。」「心を込め,しっかりとした足取りで,米国とお互いを信じ,国への愛と正義への渇望を持って,私たちが目指す国を作り上げよう。」と呼びかけました。

 

これに対して,各国首脳はツイッターで続々と祝福のメッセージを送っています。

英国のジョンソン首相,ドイツのメルケル首相,フランスのマクロン大統領に続き,菅首相も「ジョー・バイデン氏及びカマラ・ハリス氏に心よりお祝い申し上げます。日米同盟をさらに強固なものとするために,また,インド太平洋地域及び世界の平和,自由及び繁栄を確保するために,ともに取り組んでいくことを楽しみにしております。」とお祝いのツイートをしています。

 

今回の大統領選は,どちらかというとトランプ大統領の4年間に対して,その信を問うものであったと言えます。ですから,当選確実になるまで日本ではあまりバイデン氏の政策について,話題になっていません。明日はその点を紹介したいと思います。