教員紹介
小幡要明
担当教科:国語
「目標」を持つということ
みなさん、自分だけの「目標」を立ててみませんか?
以前に卒業生と話をしたとき、「今自分の取り組んでいることは大変なところもあるけど、やりたいことだから頑張れる。」と、少し照れながらも真っ直ぐな眼差しで言っていたのを聴いていて、その生徒が入学した時からずっと同じ夢を追い求めて努力し続けていたのを思い出しました。その姿は2年生3年生となっても変わらないもので、卒業したこれからも変わることはないと思います。たとえ困難な事があったとしても、きっと立ち向かっていけるものだと感じました。
それは、自分だけの「目標」をもっていたからです。
私は、日々生徒たちと関わってきて、「目標を持つことの大切さ」を感じています。
と、いっても目標を立てるには時間が必要になってきます。目標を立てるまでがとても大変で、やりたいことが見つからなかったり、遠い未来を見るのが不安だったり、日々なんとなく不安を感じてしまうのではないでしょうか。
そんな時は、いろいろな人と会話をしてみたり、本を読んでみたりしながら、自分自身と向き合ってみてください。人と比べるのではなく、昨日の自分と比べて少しでも成長しているようであれば、そんな自分が毎日過ごせていけるようになれば、自然と目標が出来ているのです。
目標がないことは暗闇の中を立ち尽くしているようなものです。ゴールを指す光がないからどの方向に進めばいいかわからない。ゴールまでどれほどの距離があるかわからない。ゴールする為にあれもこれもやった方がよいかもしれないなど、不安になり途方に暮れるのだと思います。その不安を解消するために「目標」があると、目標に対してやるべき事を選択できるようになるのです。
私も日々、自分自身について目標をたてるようにしています。そうするとなんとなく背筋がピンと伸びるような感じがして毎日が楽しくなってきます。生徒たちにもその楽しさを分かってほしいと思い、いろいろな話をしています。
みなさんの高校生活が充実したものとなるように、「目標」が見つけられるお手伝いをしていきたいと考えています。
掲載日 平成29年7月