12月4日(金)秋篠宮さま記者会見2

今日は,昨日の話の続きで,「眞子さまと小室圭さんの結婚」について考えてみたいと思います。それには,時を戻して説明しなければならないことがあります。

このおふたりが,婚約内定会見をされたのが,2017年9月3日でした。戦後の皇室は恋愛結婚の流れが定着していて,世間では好意的に歓迎されていました。
ところが,2017年末,小室さんの母親の金銭トラブルが報じられ,小室家に対するバッシングが過熱しました。眞子さまの結婚相手として相応しくないと考えられたからです。

2018年2月,宮内庁から「天皇代替わりの儀式が終了する2020年まで結婚は延期する」と発表されました。その年の8月に小室さんは,アメリカへ留学してしまいました。

11月,秋篠宮さまは,「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ,婚約に当たる納采の儀を行うことはできない」とご発言されて,進展のないまま時は流れます。
ところが今年9月,紀子さまが誕生日を迎えられた際に「長女の気持ちをできる限り尊重したい」と述べられ,事態は動き出しました。
立皇嗣の礼が執り行われた後の11月13日,眞子さまは結婚について,「私たちにとっては,お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり,結婚は,私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」という強い意思を綴られました。これ本当にすごい言葉だと思います。

そして,11月20日の秋篠宮さまの記者会見で,「本人たちが本当にそういう気持ちであれば,親としてはそれを尊重するべきものだと考えている」
「実際に結婚するという段階になったら今までの経緯も含めてきちんと話すことは大事なこと」さらに,「結婚と婚約は違う」と述べられました。

秋篠宮家の個人を尊重して,自由な生き方を認める考えが,父親として心配ながらも「結婚」を受け止められ,一方で皇嗣の立場から「広く国民から祝福されるべき」という意識が,今の状況では皇族として納采の儀などの儀式もできないもどかしさ,苦しさを滲ませた「婚約は違う」という言葉に表れていると思えてなりません。
未だ、私たちの前に小室さんの気持ちが形となって見えないのが気がかりですが、国民に理解され、望まれる結婚となって欲しいものですね。